先日苦戦して取った歯型が完成!現在の歯の状態や今後の予定、そして装置の選択など説明を受けに行ってきました。
歯型を見て現状確認
まずは歯型を見ながら現在の歯の様子を確認します。
完全に左前歯が反対咬合になっていますもんね。この型を見たときに、あれだけ泣きながらも頑張って型を取った息子の顔が浮かんできました。
先生が「見て見て!この前頑張ってくれたから、こんなにキレイな型ができたよー。」とほめてくれたけれど、息子は「そんなことあったかね?」というような知らん顔…笑
まあいいか。
早速矯正についての説明スタート。まずはこちらが治療したいと思う部位を聞かれました。
私的には、今後は欠損歯もあるだろうし都度調整が必要とは思うけれど「今現在は反対咬合の上の歯を正常に戻したいだけ」と伝えました。
先日は型のほかに、レントゲン、顔写真を撮っています。写真を見ながら先生は
- 顔の正中線と歯の中心が若干ずれている
- 永久歯の欠損がある
- 第二期での矯正が必要となる確率はほぼ100%
ということを前提としながらも、
「まだこれから歯が生え変わり、動いていくこの時期で治療するべき歯は、やはり反対咬合の部分だけだと思います」との見解を示してくれました。
第一期治療、第二期治療とは?
子供の矯正治療は、乳歯と永久歯の混合歯列期である第一期、12歳臼歯が生えて永久歯がそろってからの第二期に分かれます。
第一期では永久歯が正しい位置に生えてくるようにあごなどの骨格を調整する意味合いを持ち、第二期では歯並びをそろえたり嚙み合わせを調整する矯正、これは大人の矯正と同じ意味合いを持つそうです。
目安として、第一期は6~12歳、第二期は12~13歳以降が一般的なようです。
欠損歯の数は?保険適用になる条件は?
さて、現在永久歯が確認できない歯の本数ですが、
- 上の前から3番目の左右の歯
- 下の前から4番目の左右の歯
- 上の前から7番目の左右の歯
計6本になります。そのためこのままいけば保険適用※の対象になります。
※先天性欠損歯が6本以上ある場合は矯正治療も保険適用になる場合がある
ただし「おそらく欠損歯だろう」と思われても、これから歯が出てくる可能性が0とは言い切れない時期のため、保険が適用となるのは「第二期治療」からとのこと。
息子は第二期治療も必須であると思うので、ここは本当にありがたいと思います!
実際に使用する装置を決定!
これから治療をするにあたり、息子の歯に適した装置を二つ提案してくれました。
歯の外側にブラケットをつけてワイヤーを通す「ワイヤー矯正」と、奥歯にリングをつけて太いワイヤーを内側に這わせる「リンガルアーチ」です。両方とも取り外しは不可。
私はてっきり内側にワイヤーの来るタイプだけかと思っていたので、口に異物が入るのが大の苦手である息子は、固定式で外れない矯正は大丈夫かな、と少し心配していました。
しかし、なじみのあるワイヤー矯正も選択可能と聞いて一安心。
もちろん外側なので目立つし、唇裏に金具が当たり口内炎にもなりやすいかな、という心配もあります。でも、口を閉じたときに口腔内に何もないのはやはりすっきりする。
先生も「どちらでも良いですよー、〇〇くん選んでいいよ!」と言ってくれました。息子は私が説明を受けている間は大人しく座ってゲームをしていましたが、急に話を振られて「あー、内側のやつでー」とか、顔も上げずに答えやがった(笑)
でも「内側でいいの??」と聞くと初めて装置をじっくり見て「いや、そっちのピンクのほう、外のやつにする、内側に針金なんてありえないでしょ?」とすぐさま訂正。
外側のは口開けると目立つし、プチプチが唇に当たると思うけど大丈夫かな?と念のため聞いたけれど「オッケー♪」と軽い返事。本当に軽いなあ。
そんな感じで、装置は外側につける「ワイヤー矯正」に決定しました。
今回の矯正で下の歯は保留
息子は、左下の前から2本目の歯はスペースがなくて1本奥にずれてしまっています。しかし今回の矯正ではここはあえて触れないことになりました。その理由は、
- 下の歯は左右1本ずつ欠損歯があるため将来的にスペースが出来るのでうまく調整すればきれいに並ぶかもしれない
- 第一期で一度きれいに並ばせるために動かしても、将来欠損歯を補うためにまた動かすと根が脆くなる
ということで、今回ブラケットをつけるのは上側だけになりました。
上記のオレンジの部分ですね。そこにワイヤーが通るイメージです。本来は目立つ矯正ですが、現在は学校でも遊びでもマスクは常備なのでほとんど気になることはないでしょう。
※揺れる歯については事項にて。
今から矯正することの利点
息子の歯が先天性欠損歯6本となれば、大人になってから矯正を始めたほうがすべて保険適用になります。そのほうが金額的には抑えられてありがたいことは間違いない。
しかし、嚙み合わせが反対になっている部分の下の歯が、後ろに入ってしまっている前歯に押されてたまに揺れているんです。※前述の黄色矢印参照
特に寝ている時の歯ぎしりが強くて。少しの揺れは問題ないといわれているけれど、これを大人になるまで矯正せずに何年も放置していれば、やはり根っこが脆く短くなり、最悪の場合は抜けてしまうことも考えられるとのこと。
金銭面での軽減を期待して、こんなリスクを背負う必要はないので当然ここは早めの矯正スタートを希望しました。
それに今回の説明で知ったけれど、息子の嚙み合わせだと、後ろに下がった上前歯の表面にブラケットをつけても下の歯が当たってしまいます。
それを回避するために、奥歯に数ミリの高さをつけるためかぶせ物(ぬり物?)をして、深く嚙み合わないように調整するとのこと。
こうすることで必然的に歯ぎしりで下前歯が押されることもなくなるので丁度よいようです。
矯正期間とその後の保定治療期間
第一期治療の期間は、ひとまず1年から1年半と明記されていました。おそらくそれよりも早く歯が動いて期間は短くなるかもしれないけれど、目安は1年強という先生からの説明です。
そして第一期の矯正が終わり装置を外した後は経過を観察しながら、そのまま永久歯がきれいに生えそろい終了となるか、第二期で治療がスタートするかは人それぞれ。
その間に、保定治療の装置を取り付けて矯正した歯並びを保つ場合もあります。
こんな感じ。矯正した歯が再び元に戻らないように保つための装置です。
これは自分で取り外しが可能で、最初はほぼ一日、その後は睡眠時間のみ、というように時間は短くなっていくようです。
これのほうが「オエッ」ってきそうだな、と見ていると、先生が「〇〇くんの場合は、第一期では1本の歯の反対咬合を正常な噛み合わせにするだけなので、これがまた元に戻ることはまずないですし、どちらにしても第二期の矯正が必要で歯並びはそこで治せますので、この保定装置は必要ないと思います」とうれしいような、なんとも言えないようなお知らせが。
にっこりと「〇〇くん、長い付き合いになりそうだね!これからもよろしくね!」と言われました…笑
今後の予定
装置の取り付けは5日後を予定しています。ここから本格的にスタートですね。しばらくは3-4週間に一度通院。安定してきたら4-5週間に一度でも良くなりそうです。
ちなみに料金は、
- 装置装着時:390,0000円
- 診察:5,000円
- 診察日前の微調整:1,100円(再診料)
- 型どり:5,000円(第一期で2-3回くらい?)
こんな感じが目安となります。
安くはないけれど、息子の長い人生において歯には重きを置くべきだと納得しているのでどうにか頑張っていこう!
以上、今回は装置の決定と今後の予定のレポートでした。
■お会計概算 1,100円 ※再診料 (支払合計66,200円)
※矯正を検討される方のために会計概算を記載しています。
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