先週土曜日は小学校生活最後の運動会。良いお天気に恵まれて無事に終了しました!
コロナ以降、運動会のプログラムも見直しとなり、昨年からは観覧に制限なしの全校一斉開催となっているけれど、お弁当なしで午前中だけのコンパクト仕様です。この流れが今後も定番となるもよう。
コロナ以前と変わったもの
息子は1年生の時、コロナ前の運動会フル仕様を経験させてもらえた最後の世代です。昨今の運動会で消えたものはざっと以下の通り。
- 鼓笛隊の演奏で入場門からみんなで行進
- 紅白対抗の点数制、応援合戦
- PTAや地域関係者の対抗戦
- お弁当タイム
その他、会場内の飲食禁止、万国旗などの飾り廃止、児童の椅子廃止などもあるな。一見物足りなくてちょっとさみしい感じも、ないといえばウソになるけれど、でもこれはこれで良い面もある。
校歌斉唱は1番のみでシンプル、児童は大きなテントの下に敷いたシートの上に学年ごとに座って観覧となり、決まった席というより、ワイワイ移動しながら楽しそうにしていて良い感じ。中だるみなくスムーズに進行するからみんな移動もキビキビ動いている。
運動会と言えば「みんなでお弁当!」も楽しいけれどね。1年の時はお昼に体育館が解放されたけれどギュウギュウで座る場所もなく蒸し暑い、私は校庭組になったけれど、これはまた日差しがすごいのなんの!親も子も午後は疲れが出る感じが否めない…笑
その点、今回のような午前中で終わる運動会だと、気の合う仲間同士で近所のファミレスに行ってランチしながら運動会の余韻に浸ったり、お疲れさま会が出来たり、これはこれで楽しいものがある。
何より先生方の負担もかなり軽減されるているのではないかな。これ、大切な要素ですよね!
出番はたくさん
コンパクトな運動会とはいえ、出番はたくさんあります。特に6年生は、代表、保健、運動委員会の子達は役割があったり、その他の子は他学年の競技の手伝いがあったりと忙しそう。息子は3年生の徒競走のお手伝いでゴールした子を順位別の列に誘導する係でした。
そして6年生の競技は以下の通り。
100メートル走
昨年初めて1位になった息子。もちろん最後の運動会も1位を狙っています。練習でタイムを計り、走る順番が決まりました。今回のメンバーはスポーツをやっている子も入っているし、ちょっと厳しいかもしれないと言っていたけれど、前日までイメトレしたり気合いを入れていました。
いつも走る時、なんかドタドタしてる気がするんだよね。足も前に出るより横に振られるような…。なのでとにかく「前に走ろう!」とだけ言っておいたんだけど(笑)
本番では多少ドタドタ感がまだあるものの、前に前にと足を出していて思ったより速く1位でテープを切ることが出来ました。やったね、おめでとう!6年生の競技なので順位の誘導は5年生がやってくれていたけれど、1番のゼッケンをつけた5年生に手をひかれて嬉しそうに1位の列に並んでいた。なんかカワイイな。
組表現
自分の小学生時代の組体操は、ピラミッドや扇、側転やら倒立もあったけれど、現在はそんな大技は廃止されています。現在は「組体操」ではなくて、音楽に合わせて個人ごとに様々な体勢を取る「組表現」というものらしい。
昨年度の6年生もやっていましたが、他学年のソーラン節やフラッグ、キラキラの衣装で踊る低学年に比べると、とにかく地味な印象が強くて、今年もどんなものかな、と思っていたんです。
息子もはじめは「地味だよね」と言っていましたが、実際に練習を始めると、しっかりポーズを決めること、周りと息を合わせることに集中してがんばっていたっけ。
そして当日。円陣を組んで「6年最後の運動会を最高の運動会にするぞ!」みたいな掛け声で気合を入れている全員の姿を見てすでに感動(笑)
表現も、個人のバランス技、グループでの千手観音、全員のドミノ倒し風、そして最後は手をクロスして隣とつなぐウェーブ。大技はないけれど、みんな楽しそうに、でも真剣に声を出してがんばっている姿は本当に素敵でした、さすが6年生!
帰って動画を見てじんわり感動
リアルタイムでは動画を取りつつ生でも見たいから真剣に見ていていっぱいいっぱいでしたが、家に帰り改めて全体を見てみました。すると現地では見えなかったものがたくさん見えてくる。
中でも、男子女子に分かれた最後の長いウェーブ、ゆったり重量感のある波が音楽に合わせて流れていく様子は、小学校1年生からの6年間、みんな揃って今日まで成長してきた流れと重なり、じわじわと感動が押し寄せてきます。
それを見守る担任の先生方が、これまた真剣な表情で頷いたりリズムを刻んだりしているのが見えたし、すべてが終わり、みんな走って席まで退場していくときに、各クラスの担任が一人一人に笑顔でタッチしている姿も映っていてこれまた感動!
組表現が地味だなんて、もう言いません(笑)6年生だからこそ出来る素晴らしい表現で、そこにはこんなに感動が詰まっているんだって初めて知りました。みんなに感謝!
高学年団体競技は玉入れ、そして曲は…
組表現で6年生らしさを見せてもらい感動したんだけど、大トリの競技が5-6年生の団体戦で玉入れ。しかもまさかの「チェッコリ玉入れ」でした。チェッコリ!幼保や低学年でやるあれだよね?
息子は「踊るんだよ~あの歌で!おしり振るの!超はずかしい!」と言っていたけれど、先生が「6年生のチェッコリ見てみたい…」と採用したとかなんとか(笑)
そして本番。ご機嫌な歌が流れてきてみんなどうする?と思って見ていると、いやー特に男子、吹っ切ってデカい声で歌っておしり振って踊ってましたね~。清々しい。
曲が止まって玉入れになると、さすがは高学年。投げるフォームや動きが頼もしいぞ。
ちなみに高学年ルールで「玉数は減らし投げる位置は遠く」となっているらしい。数少ない玉を素早く拾って、指定の位置まで下がって投げる子供たち。素早いし、コントロールも良い。確かに低学年の頃の玉入れと比べてみると、数段大人になり成長している様子がうかがえて、これもアリなんだと思った。
運動会を終えて
スピーディーな進行で時間通り昼過ぎには終わりました。これで小学校生活最後の運動会が終了。
親としては6年生の行事がひとつ終わるごとに「小学校生活最後の…」というちょっと感傷的な気持ちになってしまう。でも、保育園の時も「保育園生活最後の…」って思っていたけれど、今思うと、今の小学校6年生の息子は前にも負けずキラキラして見える。
そういう事なんだろうな。子供は「今が一番キラキラ」している。そして親は昔を懐かしむことはあるけれど、現在進行形の子供が前を向いて成長してくれていることが一番うれしい。
そう思えば「~生活最後の…」も終わりじゃない、こわくない。継続中、成長の過程なんだなって思えてきた。だから、これからも「今」をキラキラ生きている子供の成長を楽しみながらしっかり見届けて行きたいなって思う。
今回の運動会では、息子自身の6年間の成長を感じられたことが大きな収穫。そして同じ時間を共に過ごして来た仲間たちの成長も感じられて本当にうれしく思いました。
毎年のことながら、
保護者のみなさん、地域のみなさん、
先生方、そして子供たち、本当にありがとう!
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