授業中に下敷きを割ってしまい悲しくなった息子のお話し

先日、仕事帰りに学校からの着信を発見。

夕方に学校から電話なんて何事かしら?とかけてみると「お忙しい所すみません、急ぎの用ではなかったのですが、ちょっとお知らせしておきたいことがありまして…」と担任の先生。

何でも、その日の授業中に息子が下敷きをボヨンボヨンいじっていて割ってしまったらしい。

すぐに下敷きを机にしまったのでみんな気付かず、先生も特に中断することなくその場は過ぎたものの、そのうちジワリと泣き出したらしい一番後ろの席の息子。

ちょうど支援の先生が教室を巡回している時間だったようで、その先生が息子に寄り添っていると、さっき下敷きをいじっていたら割れてしまい、とっさに隠したものの、大事な下敷きが割れてしまったことが悲しくなってきたと自己申告をしたらしい(苦笑)

その流れを、授業のあとに担任の先生も聞いて、私に電話をしてきてくれたのです。

先生は「きっとこれから学童へお迎えに行っておうちに帰ると、〇〇くんならすぐにお母さんへ今日の出来事を話してくれるだろうなと思っています。なので、私から補足でお母さんへお伝えしておきたかったのは、

授業中に下敷きをいじって割れてしまったという事実よりも、その後に〇〇くんが自分から支援の先生に、こうこうこういった理由で悲しくなっちゃんたんだ、としっかり伝えられたということ

なんです。これはとても大切なことだし、大きな成長だと思うんです!おうちでお話しが出たら、ほめてあげてくださいね!」と、とても温かい声で教えてくれました。

息子、悲しいことを自分から先生に話しをしたんだ、やるじゃない(笑)そして担任の先生も、こうした小さな出来事でもしっかりと連絡をくれて伝えてくれる。

今の学校との関りで、先生と家庭とのつながりが希薄だとか、仕事だと割り切られているとか、反対に、過干渉だとか、色々な意見を聞くけれど、私は今の担任の先生との情報共有の距離感が素直にうれしいです。

もしかしたら、わが家は保育園から小学校へ入学する際に「発達支援計画書」なるものが引継ぎされているから…の対応かもしれませんが、本当に担任の先生はもちろん、周りの先生方も温かく声をかけてもらって感謝、感謝の毎日です。

さて、その話しを聞いた上で学童へ迎えに行くと、出てくるなり

ママ、ごめん、下敷き折っちゃったの…

早速話し出す息子、素直だなあ(笑)

大丈夫?ケガはしなかった?どれどれ、下敷き見せてごらん??

すると安心したのかランドセルから引っ張り出した下敷き。見事にスパン!と真っ二つに割れています。

これはまたキレイに割れたねえ!すごい音したんじゃない?

あのね、ボヨンボヨンってやっていたら割れちゃってね、机にすぐ隠したんだけど…さみしくなって泣いちゃった…でね、支援の先生がいたからお話ししたの。

そうしたら授業のあとの休み時間に先生が新幹線の本を読んでくれたんだー!!その本、色々出ていてね…

途中から話しが変わってしまっていますが、聞いた通りの流れでした。

しかし割れてしまった下敷きをどうするのか、ちょっと心配顔の息子。

私が「キレイに割れているから、危なくないように角を丸くしたら、小さいノート用になるね、おうちで使おう!」と提案すると、ホッとした表情で安心した様子。

「自分で支援の先生に涙の訳を話すことが出来たことに成長を感じるし、毎日がんばっていますよ」と、担任の先生がとても喜んで電話をくれたことも伝えると、恥ずかしそうにしながらも口元が嬉しそう。

自分の不注意で下敷きを割ってしまったことで、自分の悲しさはもちろん、先生に怒られたり、買ってくれた私が傷ついたり、更には下敷きが処分されたりしないか、色々な心配をしていたらしいです。

息子らしいな。

結果は、誰も下敷きを割ったことを咎めることなく、その後の行動を評価してくれた、下敷きも第二の役割が与えられた。

こんなことでも本当に嬉しそうにしている息子の心の中の動きについて、ひとつひとつのことにちゃんと向き合っているんだな、だから時々疲れてすべてを放り出したくなるんだろうな、と改めて勝手に理解を深めています(笑)

下敷き、大切にまた活用しよう。

以上、授業中に下敷きを割ってしまい悲しくなった息子のお話しでした。

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